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誰もが「安全の達人」に!

墜落災害ゼロを願って

当ページにご来訪いただき誠にありがとうございます。無墜落無落下 安全帯 「二刀流ムサシ」は、電気工事会社を創業して約40年、社員20名を抱え建物内の電気配線工事、中部電力様よりご依頼頂く引込み工事等、現場で数々の経験を積み、毎年 昇降柱訓練にも多く立ち会って参りました開発者が、墜落事故ゼロを願い開発した二刀流(U字綱2本)の安全帯です。

労働安全衛生法(安衛法)が改正されることとなり、高所作業(6.75m以上)時のフルハーネス型製品の使用義務付けが決まりましたが、昇降柱作業においてはワークポジションに至るまでの昇降柱時の墜落・落下事故も多発している為、「誰もが安全に昇降柱できる安全帯」が急務であるとの思いで開発いたしました。

<特許取得済>
特許第6055582号
名称:落下防止安全装置 及び 落下防止安全方法

ヒヤリハットが無くなる=事故ゼロへ

昇降柱の訓練及び実際の現場において、従来の補助フックとU字綱1本の安全帯は、補助フックを掛ける場所等の理解やセンスが必要で複雑である為に、「ヒヤリハット」が無い昇降柱は無いのではないか、と感じさせるものでした。これは、実際に使われている方や指導されている方は、感じられた事があるのではないでしょうか。

ハインリッヒの法則からすれば、この「ヒヤリハット」を無くす事こそ、重大な事故ゼロへ向けて大切な事と思います。二刀流ムサシは、U字綱2本という新方式ですので、2本中1本が必ず電柱にかかっている為、安定しており、安全な昇降柱が可能となります。

現在、法改正に合わせて、フルハーネス型製品で昇降柱し、柱上作業で従来の安全帯を使用する方向で検討が為されているようですが、補助フックを掛ける場所が複雑な昇降柱において、フルハーネス型(墜落制止用器具)のフックを掛けながらの昇り降りは「ヒヤリハット」の改善が見込めないのではないかと、現場経験から感じています。

足場の上での高所作業とは、昇降柱の現場は様相が違います。各現場に合わせて危険度を下げる事ができる、各現場に合った器具が必要です。昇降柱現場においては、この二刀流の安全帯で昇降柱し、柱上作業ではフルハーネス型(墜落制止用器具)で作業をする事が「ヒヤリハット」の大幅な減少に繋がると思います。

開発者の想い

建設業は産業別死亡者数の割合が高い

建設業における死亡災害は全産業の30%以上を占めており、最も死亡災害の多い業種となっています。建設業の労働者数の比率は全産業の約10%であることを考慮すると、死亡災害の比率は、異常に高い数値といえます。

毎年、墜落・転落が40%を占めている

建設業全体を年別でみると、労働災害死亡者数は年々減少傾向にあるものの、墜落による死亡災害は、毎年40%前後と高い比率を占めています。

後を絶たない昇降柱時の墜落・落下災害

上記のように、死亡災害最多となっている建設業界において、取り分け墜落災害は多くを占めており、私が長年携わらせて頂いている電設業界でも昇降柱時の墜落による死亡事故、そして墜落による重症事故は後を絶ちません。

電気工事会社を創業してから約40年、社員20名を抱え建物内の電気配線工事、中部電力様より依頼を受ける引込み工事等、現場で様々な経験を積み、毎年昇降柱訓練にも立ち会わせて頂く中で見えてきた事がありました。

複雑でセンスが必要 = 教える事が難しい

指導する立場から言えることは、昇降柱時に弱電線や看板などの障害物をかわす際「補助フックの取り付け位置の見極めなどが非常に複雑」で「センスが必要」な為、伝えるのに(センスを磨くのに)時間がかかる=すぐに教えることが難しいという事です。

この「複雑でセンスが必要」という部分が、昇降柱時の墜落・落下災害の原因ではないか?と考え、何度もヒヤッとするような状況を目撃するにつけ、「誰もが安全に昇降柱できる安全帯」について思い巡らすようになりました。

誰もが簡単に昇降柱できるものを求めて

現行の安全帯は、電柱からロープが一旦離れた状態で補助フックをかける場所を見極めたり、本胴綱を打ち替える必要があるため片手動作となり、非常に不安定な中での昇降柱となっております。

そこで、電柱からロープが離れない状態で、両手で障害物をかわす事ができれば安心して打ち替えをしながら昇降柱できるのではないか___つまり、U字綱を二本にすることで、どちらか一本が必ず電柱にがかかっている状態を保持することができる「誰もが安全に昇降柱できる安全帯」になるのではと考えるに至ったのです。

私は、この「誰もが安全に昇降柱できる安全帯」が広まる事により、昇降柱での墜落・落下災害がゼロになる事を願っています。

現状と署名運動

法改正によって何が変わるのか

労働安全衛生法施行令の改正により、建設業などの高所作業において使用される「安全帯」の名称が「墜落制止用器具」に変更されることになり、今後、墜落制止用器具として認められる器具は、以下の通りとなりました。(6.75m以上の高所作業は「フルハーネス型」に限定)

二刀流ムサシは、②の胴ベルト型(U字つり)に該当しますが、これまで一本であったU字綱が二本という新しい形となっております。

安全マニュアルへの記載を目指しています

ムサシに使用されているロープ、金具等のパーツは全て、安全基準を満たした(これまでの安全帯に実際に使用されている)ものなので、使用には何ら問題が無いものの、U字綱二本という新方式である為、各地の電柱を管轄している組織の安全マニュアル等への記載が無く、使用できない現状です。

その為、昇降柱において、法改正後にフルハーネス型と併用となる「ワークポジショニング器具」として使用可能となる事を目指し「二刀流安全帯ムサシ」の安全マニュアル記載に向けて、賛同して頂ける声を署名等で募っております。

法改正と昇降柱現場とのズレ

労働安全衛生法(安衛法)の改正は、多発している建設業界の墜落・落下災害ゼロを目指す為のものですが、フルハーネス型とワークポジショニング器具の併用でも、下図のように昇降柱の現場では改善されない事が予想されます。

このように、実際の現場に立つものとして、法改正後の規約に沿っても「柱上作業中」の災害には大きな改善が見られる事が予想されるものの、「昇降柱中」の墜落・落下災害は、これまでと同様の器具<胴ベルト型(U字つり一本)>を使用する事を考えると、状況の改善は見込めません。

なぜ昇降柱現場と法のズレがあるのか

下図「28年度の建設業における墜落・転落死亡災害の発生箇所」でも分かるように、屋根・梁、建築物・構造物、足場、はしご等、建設現場での死亡災害が多数を占めている為、当然のことではありますが、そちらを想定した法改正となっている事で、昇降柱の現場とのズレがあると考えています。

しかし、昇降柱現場での墜落・落下死亡災害は建築現場に比べれば少数かもしれませんが、毎年起こることであり、死亡事故、重傷事故を耳にするたびに墜落災害ゼロを願ってやみません。

完全施行日に向け、現場の声を伝えたい

労働安全衛生法(安衛法)は2022年1月2日に完全施行されます。完全施行されるまでの間に、現場の声を署名等で伝え、昇降柱での墜落災害ゼロに向けて「二刀流ムサシ」の、各々電柱 管理会社様での認可を目指しております。

二刀流ムサシは無墜落・無落下

二刀流ムサシはU字綱二本の仕様で、昇降柱時に必ずどちらか一本が電柱にかかっている為、足を踏み外したり、意識を失う等、万が一の事が起きても(電柱の足場ボルトが45cm間隔にあるので)落下距離が45cmと極最小限にとどめる事ができます。昇降柱時に二刀流ムサシを使用し、柱上作業時にはフルハーネス型と併用する事で、墜落・落下災害ゼロは、実現可能であるとの希望を持っております。

昇降柱現場での墜落・落下災害ゼロを目指し、二刀流ムサシの使用認可に向けて署名のご協力をお願い致します

製品情報

胴ベルト型<U字綱二本>

二刀流ムサシは、胴ベルト型<U字綱×二本>という新方式となっておりますが、金具やロープ等使用しているパーツは全て安全基準を満たした(現在の安全帯に使用されている)ものとなっており、1988年に巻取式安全帯を開発・発売した国内初のメーカーポリマーギヤ株式会社様にご協力頂いて、試作品を製作いたしました。

二刀流ムサシ、使用の様子

二刀流ムサシを実際に昇降柱時に使用している動画です。ご覧いただくと、障害物を避けながら昇降する際に、二本の綱のうち一本がかならず電柱にかかっている為、安全・安定して昇降柱できる事をご理解頂けるのではないかと存じます。

お問い合わせ

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株式会社アイサン

住所:名古屋市北区五反田町275
電話:052-902-2358
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Mail:mail(at)aisan-e.com ※atを@にして下さい

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